盲獣VS一寸法師 2004-03-13

監督: 石井輝男
公開:2004-03-13/製作:2001年    old
日本
 

解説


 ある日、三文小説家の小林紋三は、浅草レビューのスター水木蘭子の舞台を見物に行く。しかし彼は、隣の席に座った不気味な男が気になってしょうがない。舞台のあいだ中、うつむいたまま一度も顔を上げようとしないのだ。その帰り道、今度は、頭は大人で身体は子供の“一寸法師”が切り落とされた女の生腕を運んでいるのを目撃する。職業柄、その一寸法師に興味をそそられた紋三は独自調査を始める。その一方で、彼は友人の私立探偵・明智小五郎から水木蘭子の失踪を知る。それを発端として次々と猟奇事件が発生、紋三と明智は事件の解明に乗り出すが…。

あらすじ

浅草のレビュー“ムーランルージュ”のスタア・水木蘭子が失踪。時を同じくして、切断された女の生腕が発見されると言う猟奇的な事件が発生した。調査にあたった名探偵・明智小五郎と三文作家の小林紋三は、それが山野家の小間使いで、山野氏の実娘でもあった小松のものであることを突き止める。運転手・蕗屋を巡って山野家の令嬢・三千子と争ううち、誤って殺された小松。山野氏は、それらを隠蔽すべく三千子を小松に仕立て遺体を隠したのだが、山野家の裏に住む一寸法師によって持ち出されてしまったのだ。しかし、その時点ではまだ小松は生きていたことが一寸法師自身の証言で明らかになり、結局、全ては彼の凶行だったことが判明する。だが、その一寸法師も逃亡途中に命を落とした。一方、水木蘭子誘拐事件の犯人・盲獣は、蘭子を彫像の中に埋め殺害。更に、寡婦クラブの天尾夫人や海女たちをも次々に毒牙にかけた彼は、最後に自らの肉体を使った彫像を完成させ、命を絶つのであった。

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