図鑑に載ってない虫 2007-06-23

公開:2007-06-23    old
 

解説

ひとりのルポライターが謎の“死にモドキ”を探し、奇妙な人々と出会うロードムービー。監督は『イン・ザ・プール』など、脱力系のコメディスタイルで人気の三木聡。主人公のルポライターを『ハチミツとクローバー』の伊勢谷友介。彼と旅をともにするリストカット・マニアの元SM嬢を『バベル』でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされた菊地凛子が演じる。三木監督らしい笑いの世界と何が飛び出すか分からない予測不可能なストーリー展開が楽しめる。

あらすじ

フリーライターの“俺”(伊勢谷友介)は、「月刊 黒い本」の美人編集長(水野美紀)から、仮死体験できるという“死にモドキ”を使って死後の世界をルポするよう依頼される。“俺”は、友人でアル中のオルゴール職人、エンドー(松尾スズキ)を強引に誘い、共に旅に出ることに。彼らは元SM嬢で自殺願望を持つサヨコ(菊地凛子)、ヤクザの目玉のおっちゃん(岩松了)とその弟分のチョロリ(ふせえり)などと偶然合流しながら旅を続ける。やがて“俺”とサヨコは、手掛かりとなる情報を得て臨死体験ショーに入ってみることに。そのショーに出ている半分男(村松利史)が古い言い伝えを知っており、師匠(三谷昇)と呼ばれる男が“死にモドキ”使いの末裔だという。まもなく“俺”とエンドーは師匠が住むというホームレスだらけの奇妙な島に上陸する。そこで同じく“死にモドキ”を求めて行方不明になっていたカメラマンの真島(松重豊)が現れる。そして師匠から“死にモドキ”の正体を聞く。それはかつて、海女が海に潜る時に無酸素状態を維持させるために使っていた“虫”だという。こうして“死にモドキ”をめぐる騒動は、“俺”の命を懸けた不思議な旅が終わるまで続くのだった。

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