ランウェイ☆ビート 2011-03-19
解説
天才的なファッションセンスを持つイケメン転校生と仲間たちが、廃校の危機に直面した高校の文化祭のファッションショーに挑戦する姿を描いた青春ドラマ。幅広い層から支持される原田マハの小説を、『NANA』シリーズの大谷健太郎監督が映画化。持ち前のセンスでバラバラだったクラスをまとめ上げていく主人公にD-BOYSの瀬戸康史、ヒロインには『サマーウォーズ』の桜庭ななみがふんする。夢に向かって突き進んでいく高校生たちの成長物語が、さわやかな感動を誘う。
あらすじ
高校2年生の塚本芽衣(メイ/桜庭ななみ)のクラスに、転校生・溝呂木美糸(ビート/瀬戸康史)がやってくる。彼は、幼馴染みの宮本きらら(水野絵梨奈)の転院に合わせて田舎から上京、疎遠になっていた父・隼人(田辺誠一)の元で暮らすことになったのだ。彼は転入早々、クラスで最もイケてないパソコンおたくの犬田悟(ワンダ/田中圭)のいじめに遭遇。女王様気取りの超人気モデル立花美姫(ミキティ/桐谷美玲)に、授業のノートを取らされたり、美姫のしもべ・郷田(加治将樹)にパシリ扱いされたりしていじめられていたのだ。落ち込むワンダにビートは「お前をクラスでいちばんカッコいい男にする」と宣言。ビートは実家がテーラーで、モードが大好きだった。翌日学校に現れたワンダは、クラス全員が目を見張る変身ぶり。ビートの描いたデザイン、スタイリングにクラス中が驚き、同時に彼を中心に文化祭恒例のファッションショーに取り組むことになる。みんなのたまり場のもんじゃ屋“秋川”の娘でクラスメイトの秋川杏奈(アンナ/IMALU)も加わり、ショーの準備が始まった。周りを引っ張って突き進むビートに次第に惹かれていくメイ。そんなある日、彼らの通う学校が今年度限りで廃校になるという事実が発覚する。さらに、ネット上で流れているCMで、ビートのデザインに酷似した服を着たミキティがポージングを決めていた。どちらがパクったのか、そんな疑惑の渦に巻き込まれ、ショーは自然消滅してしまう。洋服への情熱と同時に、その情熱によって母親を看取らなかった父への不信が再びわき出し葛藤するビート。だが、メイやきららのビートへの想いが彼の背中を押し、遂に彼は父と対峙する。そんな折、ミキティは、最大手アパレルに自分の意思とは反する洋服を着るファッションショーに参加するよう要求される。はたして、メイの気持ちはビートに届くのか。そして、ファッションショーはどうなるのか……。