喜劇 女子学生・華やかな挑戦 1975-02-15
あらすじ
女子大生の武内沙織と井上由利子はキュートでチャーミングで男子学生の人気の的である。ところが、この二人ガソリン・スタンドの青山二郎をめぐってのライバル同志。夜、とあるマンションの一室で砂織は新日本商事の秋月社長とイチャツイている。沙織は夜、二号のアルバイトをしているのである。ある日、沙織は秋月に連れられて料亭に出かけると、そこで芸者のバイトをしている由利子とバッタリ、お互いの化けの皮がはげてしまった。その上秋月は由利子に一目惚れ、由利子がまだ処女であると知り、料亭の女将・文に交渉して、五百万円で水揚げすることにした。面白くないのは沙織である。そこで沙織は一計を案じ、水揚げの当日、秋月と由利子の隣室を貸り、秋月がいざベット・インという時に電話し、自分の部屋に秋月を呼び入れた。ビックリして飛んで来た秋月だが、沙織のお色気の功勢にノック・ダウン。隣の部屋ではひとりで由利子が口借しがるのだった。翌朝、沙織と顔を合わせた由利子は、自分はまだ処女である事を自慢し、沙織は中古車だと愚弄する。それで沙織は、ボーイフレンドの北村に由利子を強姦するように頼むが、北村は処女を奪うどころか逆に、由利子に総括されそうになり、全てを自白してしまった。女の意地を賭けた沙織と由利子の勝負は二郎の誘惑競争でケリをつけようとして、それぞれ色目を使ってのお色気戦術。一方、二郎の育ての親の浩平は秋月に、実は二郎は秋月が若い頃芸者に生ませた子供であることを告げた。そして、沙織たちがプールで二郎を誘惑している時に、秋月が急死してしまったのである。二郎に全財産を残して。処女の貰い手と、旦那を失った沙織と由利子は、その方も受継いでと二郎に頼むが、親父のお古は結構と断わられてしまった。その言い草が頭に来た二人、二郎をひっぱたいて、外に飛び出した。二人は初めて奇妙な友情を感じ、次の男を掴まえるべく共同戦線をはり、夜の町へと出かけて行った。