この世の外へ クラブ進駐軍 2004-02-07
公開:2004-02-07
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解説
敗戦直後の東京を舞台に、進駐軍のクラブでジャズを演奏しながら逞しく生きていこうとする若者たちの姿を描いた青春群像劇。監督は「ぼくんち」の阪本順治で、自ら脚本も執筆。撮影を「赤目四十八瀧心中未遂」の笠松則通が担当している。主演は、「目下の恋人」の萩原聖人、「あずみ」のオダギリ ジョー、「最後の恋、初めての恋」の松岡俊介、「BORDER LINE」の村上淳、映画初出演のMITCH。映画芸術振興事業作品。
あらすじ
昭和22年。ベーシストの平山一城ことジョーさん、テナーサックスの健太郎、ピアニストの明、ドラムの昌三、トランペットの広行は、米軍基地内のジムがオーナーを務める“EMクラブ”を中心に活動するジャズ・バンド“ラッキーストライカーズ”のメンバー。彼らは家族や恋愛などそれぞれに問題を抱えながらも、好きなジャズで心繋がっていた。ところが、明が別のバンドに引き抜かれたことによってラッキーストライカーズは解散。別々の道を歩むことを強いられてしまう。しかし、皮肉にも広行がヒロポンで死んだのをきっかけに再会した彼らは、再びバンドを組むとEMクラブのステージに立つようになる。だが1950年、朝鮮戦争が勃発。同じテナーサックス奏者として腕の劣る健太郎に冷ややかな視線を向けていたラッセルにも出兵命令が下った。そんな彼の為に、ラッキーストライカーズは彼が書いた曲“OUT OF THIS WORLD”を演奏し、送り出してやるのだった。