売れない役者の真心タロウは、弟分の下心ジロウとオーディションにバーテンダーのバイトに明け暮れる日々を送っている35歳独身だ。故郷へ帰ると言う馴染みの風俗嬢・コスモスとの会話の中で、ふと昔愛したさくらのことを想い出した彼は、ある日、3年前に結婚し子供にも恵まれながらホテトル嬢として働くさくらと偶然再会する。どこか淋しげな表情の彼女に、やりきれない感情を抱くタロウ。しかし、彼は彼女への想いを振り切るように再びジロウと共に歩き出す。