稀人 2004-10-16

公開:2004-10-16/製作:2004年    old
日本
 

解説

 映像カメラマンの増岡拓喜司はある日、偶然自殺騒ぎの現場に遭遇する。男はパニックに陥りナイフを振り回した末、自らの眼を刺し貫いて絶命した。その映像は、独占スクープとして繰り返しテレビ放映された。増岡は自殺した男が死の瞬間、ある“なにか”を凝視し、異様に脅えていたことが気になり、その“なにか”に心奪われていく。やがて増岡は自分もそれを見たいと思うようになり、再び事件現場へと足を運ぶのだった。そして奇妙な通路を見つけた増岡は、いつしか夢とも現実ともつかない異界へと彷徨い込むのだった…。

あらすじ

映像カメラマンの増岡(塚本晋也)は、身のまわりの風景を意識的に、または無意識的に撮影し、それを編集することを日常としていた。そこには現実か否か、たしかに増岡自身にしか見えないものが存在するかのようだった。汚職事件の取材中、自殺騒ぎの現場に出くわした増岡は、ひとりの男がナイフで自らの左眼を貫いて死ぬ瞬間を、偶然にも撮影する。独占スクープとしてテレビで放映された映像を観ながら、増岡は自殺した男が死の瞬間、ある一点を凝視し、「なにか」に異様に脅えていたことに心を奪われる。やがて、現実とも幻想ともつかない異界にさ迷いこんだ彼は、少女(宮下ともみ)の姿をした<稀人>と出会い、その飼育を始める。

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