じんじん 2013-07-13
監督:
山田大樹
脚本:坂上かつえ
公開:2013-07-13/製作:2013年
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解説
絵本の里として知られる北海道上川郡剣淵町を舞台に、人の心の優しさや家族の絆を描くハートフルドラマ。「ミンボーの女」の大地康雄が企画と主演、「七人のおたく」の山田大樹が監督を務める。共演は「ラヂオの時間」の佐藤B作、「食卓のない家」の中井貴恵、「おこげ」の村田雄浩、「いちげんさん」中田喜子、「リアル鬼ごっこ5」の井上正大。2013年5月18日より、北海道・札幌シネマフロンティア、シアターキノ、シネプレックス旭川にて先行上映。
あらすじ
絵本を真ん中に置きながら、人の優しさと親子の絆をテーマにした映画を届けたい。2011年3月11日、東日本一帯を襲った大地震は日本に大きな試練を与えました。尊い生命と、日常の生活を奪われ、夢や希望さえも見失いかけた時、日本の各地から、そして世界の多くの国々からも「支えあう心の優しさ」が被災地に届けられました。避難所に暮らす子どもたちのもとには、自然発生的に絵本が届けられ、読み聞かせのボランティアも被災地を訪れました。それらの絵本と読み聞かせは、子どもたちの「心のよりどころ」となりました。あらためて「絵本の力」に驚かされた事実です。そんな絵本を真ん中に置きながら、人の心の優しさと親子の絆をテーマに、楽しく、そして少し切なく心に染みわたる映画を日本中に届けたい。大地さんの思いに共感し、映画製作の旗を揚げ、その歩みを起こしてみようと思いました。剣淵町が「絵本」に夢と希望を託したように、私たちもこの映画に夢と希望を託し、北の大地・剣淵と、困難な状況を乗り越え新しい歩みをおこした被災地・松島が、一本の映画を通して支え合い、心をつなげたとき、大震災から立ち直るための新たな力も見えてくるはず。そんな確信も、私たちを動かす力になったのです。