極道の妻(おんな)たち 三代目姐 1989-04-08

公開:1989-04-08/製作:1989年    old
日本
 

解説

 原作は家田荘子の同名ノンフィクション。本作は主演に三田佳子を迎えた「極道の妻たち」シリーズの第三作目にあたる。脚本は高田宏治が担当。監督は降旗康男、撮影は木村大作がそれぞれ務めた。権力、愛にまみれた極道界を生き抜く極妻を描く。
 関西坂西組・三代目の坂西武雄が倒れ、妻の葉月は1万人以上の組員を従えていたが、組長代行の寺田は四代目を狙っていた。折しも坂西の子分・若頭補佐の赤松が出所し、赤松を推す幹部がいたことなどから三代目の死に伴い権力闘争が起きる。赤松は葉月に寺田が入れ札で組長に決定したことを報告するが、葉月は赤松に3億の金を渡し、寺田に勝つように言い放つ。赤松は寺田の子分を殺害、清美という女を利用しようとするが、健気な清美に次第に心を寄せてしまう。

あらすじ

関西のヤクザ、坂西組の三代目組長・坂西武雄が倒れて入院、妻の葉月が一万五千人余の組員を抱えて切り盛りしていた。組長代行の舎弟頭・寺田は組の企業化を進めて四代目を狙っている。そんな時、坂西のためなら命もいとわない子飼いの若頭補佐・赤松が出所してきた。赤松には権力志向はないが、一部の幹部に推す者がおり、三代目の死をきっかけに主導権争いが起こった。また、赤松をめぐって葉月とクラブ“ローズタトウ”のママ、野方操は激しく女の情念の火花を散らす。赤松は瀬戸にある坂西の生家に葉月を訪ね、寺田が入れ札で四代目組長に決まったことを報告した。葉月は赤松に3億円を渡し「寺田との戦争に勝て!」と言い放つ。赤松は寺田の知恵袋・木曽を射殺して宣戦布告、アリバイ工作のために清美という女を利用するが、健気に生きる姿に惚れていった。寺田は赤松を破門するが、葉月から三代目の遺書があることを聞かされ、焦りから赤松と清美を射殺した。しかし、遺書には寺田を四代目組長に、赤松を組長補佐に指名していた。葉月はその遺書を破り、坂西組を自らの肩に負うことを決心したのだった。

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