狭山裁判 1976-10-16
公開:1976-10-16
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あらすじ
昭和三十八年四月末。仮面AとBは、中田善枝の誘拐をたくらみ、仮面Cが善枝をBの家に連れ込み、欲望を充たすため仮面Aは、善枝を犯し首を締め殺害する。そして、脅迫状を送り姉・登美枝から金をうばって逃亡。警察は、犯人をとり逃がし公開捜査に踏み切った。堀兼農協の前では、区民たちが事件を知り、被差別部落民の仕業とさわぎだす。捜査に行きづまった警察は被差別部落民の石川一雄を犯人にデッチ上げる。警察当局は石川に対し、拷問や恩情を巧みに使いわけ自白に追い込む。しかし当局との約束の十年という刑に反して、一審で死刑の判決を受けた石川青年はここで、被差別部落民である自分が罠にかけられたことに気づくのであった。