赤線最後の日 昭和33年3月31日 1974-06-22

公開:1974-06-22/製作:1974年    old
日本
 

あらすじ

“売春防止法”が施行される昭和33年4月1日の前夜。サロン「ちどり」には、これが最後と客たちがなつかしさで集まって来た。ひとみ、康子、ヨー子、幸子たらは、主人・時枝の指図で最後のご奉公とばかりに張り切っている。ひとみは働いた分から田舎へ送金しているのだが、彼女には悪いヒモかいる。客の一人、学生の益夫は、彼女にそんな男がいるとも知らず、盛んに結婚しようと口説いていた。調子のいいヨー子は、次々と時間の客を引っぱり込み、最後までガメツク稼いでいる。通いの幸子は亭主もちで、亭主が入院中とあって店で働いてるのだが、赤ん坊を帳場の奥に寝かしてから、客を呼びに店の前に立つ。康子は、おそるおそるやってきた青年が初体験と知って、手とり足とり、親切にもてなし、その青年は感激して帰って行った。一方、自分の血を売ってやって来た益夫は、ひとみを抱いた直後、貧血で倒れるが、彼女の介抱で回復した。夜も更け、いよいよ12時、女たもと客は「蛍の光」のメロディを合唱しながら赤線の灯が消えるのをおしんだ……。

Add files...   
画像をこちらに
 
movieimg/1974/2/8484

◀︎ Back