病院へ行こう 1990-04-07

監督: 滝田洋二郎
脚本:一色伸幸
公開:1990-04-07/製作:1990年    old
日本
 

解説

 妻の浮気現場を押さえる際に怪我をし入院した男とその浮気相手が入院先の大学病院を舞台に繰り広げるシニカル・コメディ。コピーライターの新谷公平は妻の浮気現場に鉢合わせし、相手の男・如月十津夫と取っ組み合いの末、マンションの3階から転落、二人とも重傷を負い「私立某大学病院」に入院する。その結果、新谷は全治1ヶ月の重症を負い、しかもベッドは如月と隣同士に。さらに二人の担当医は新人研修医・吉川みどり。彼女は救急患者が大の苦手で、点滴すらもさせない始末だった…。

あらすじ

新谷公平は、広告代理店のコピーライターとして日夜仕事に励んでいたが、ある夜、倦怠期の妻春子の不倫現場を発見、相手の男ともめて大騒ぎの末、マンションの階段から間男と共に転落してしまう。そんな公平が運ばれた大学病院の新米研修医の吉川みどりは救急患者が大の苦手で、点滴針すら上手く刺せない始末だった。その結果、公平は全治一ヵ月の大腿骨骨折で、安い大部屋の病室で入院生活を送ることになるが、隣のベッドには何と、例の間男如月十津夫がいたのだった。それでなくともこの病室には変人が多く、公平のストレスはたまるばかりで、さらに翌日春子が公平に離婚届をつきつけるのだった。ある夜、公平は血を吐いて内科の診察室にまわされた。症状はストレス性の胃潰瘍だったが公平は、癌ではないかという不安にかられるのだった。一方十津夫は担当医になったみどりにほのかな想いを抱いているが行動に現わせない。以外に純情なのだ。そして、公平はそんな十津夫にいつしか親しみを感じるようになる。ところがその十津夫のレントゲン写真から妙な陰が発見され、肺癌の疑いが出てきたのだった。胸部外科の韮崎は切って病原を確かめようとする。手術の前日、自分が癌であることを知った十津夫は騒ぎを起こすが、みどりが自ら丹念に調べた結果、十津夫の癌はシロだと判明したのだった。何日かたち、退院することになった公平はみどりや十津夫に別れをつげて病院を去ったのだった。

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