しあわせ家族計画 2000-09-16
監督:
阿部勉
脚本:山田耕大
公開:2000-09-16/製作:1999年
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解説
「コキーユ-貝殻-」の山田耕大によるオリジナル脚本をもとに、山田洋次のもとで助監督を務めていた阿部勉が初監督したホームドラマ。TBSで放送されていた人気番組をもとに、父親と家族との絆の再生を描く。撮影は「釣りバカ日誌10」の花田三史。
川尻富士夫が会社をリストラされ、一家は妻の実家の和菓子屋に転がり込み、肩身の狭い生活を余儀なくされていた。時代に取り残された和菓子屋は弁当屋に改装するが、様々なアクシデントに見舞われて、家族の気持ちもバラバラに。長男がテレビ番組「しあわせ家族計画」に応募したところ出演が決定、300万円の分の賞品をかけて、富士夫は七日間でピアノの特訓をすることに。そして本番当日、富士夫は無事に課題曲「ホーム・スイート・ホーム」を弾くことができるのか?
あらすじ
突然、会社をリストラされてしまったサラリーマン・川尻富士夫。社宅を追い出された彼の一家は、横浜で和菓子屋を営む妻・優子の実家に転がり込むが、その店も時代の波に取り残されており、やむなく店をフランチャイズの弁当屋に改造。しかし、良かったのは最初のうちだけで、富士夫がかつての同僚・品川に金を騙し取られたり、優子が心寄せていた菓子職人の哲男に店の金を持ち逃げされたりと、散々なアクシデントに見舞われる。そんな折、長男の由太郎が面白半分で応募したテレビ番組『しあわせ家族計画』への出演が決定した。富士夫は、家族の夢である300万円の商品を懸けて、ピアノで『ホーム・スイート・ホーム』を演奏する”宿題“に挑戦することになる。しかし、生来不器用な富士夫にピアノなど弾ける訳もなく、家族の気持ちはバラバラに。だが、その危機に富士夫は奮起。家族再生を懸けてピアノを猛練習し、本番で見事完奏に成功するのであった。