ハダカの美奈子 2014-02-08
解説
大家族を追ったドキュメンタリー番組「痛快!ビッグダディ」シリーズで全国区となった美奈子の著書を基に映画化した家族ドラマ。離婚後にシングルマザーとして生きる美奈子の壮絶な半生をフィクションを交えながら描く。美奈子役は、芸人で『三年身籠る』などで女優としても活躍する中島知子。子どもたちを、テレビ番組「テラスハウス」の菅谷哲也、元AKB48の平嶋夏海などが演じるほか、美奈子本人も特別出演を果たす。監督は、『上京ものがたり』などの森岡利行。活動休止から一転、女優として復活した中島の体当たりの熱演に注目。
あらすじ
離婚して10年。介護施設で働きながら子どもたちを育てるシングルマザーの美奈子(中島知子)の元に、5年前に家出したままの長男シオン(菅谷哲也)から、“今度、結婚することになりました”というメールが届く。美奈子と5人の娘、ノエル(平嶋夏海)、キララ(冨手麻妙)、ライム(栗栖なつみ)、ヒスイ(三好杏依)、レント(永島のん)は、シオンをサプライズで祝福しようと旅に出る。思いがけなく始まった旅の途中、その生き様を一番近くで見ている6人の子供たちが様々な経験を重ねて成長してゆく姿に、美奈子は自分の人生を重ね合わせる。美奈子が中学の時、優しかった父が突然、人が変わったようになり、DVに怯える日々が始まった。不良グループに入り、すぐに高校は中退。まだ15歳だった美奈子は“結婚すれば、家を出られる”と、求められるままにセックスをして妊娠、そして出産。幸せな日々も束の間、今度は夫のDVが始まる。壮絶な人生と戦いながら5人の子どもを1人で育てていた時、テレビ番組で有名な“ビッグダディ”こと林田キヨシ(重松隆志)と出会う。キヨシと一緒に暮らすことを決意した美奈子は、生きて行く“覚悟”の証として、背中のタトゥーを彼に披露し、身も心も委ねる。やがて結婚した2人だったが、再び離婚の時が訪れる……。