ひかりをあててしぼる 2016-12-03

公開:2016-12-03    old
 

解説

東京の渋谷で実際に起きた事件がモチーフの舞台劇を実写化したドラマ。幸せな日々を送っていた若い夫婦が、妻の虚栄心が原因となって破滅するさまを見つめる。メガホンを取るのは、舞台版の演出も手掛けた『官能小説』などの坂牧良太。『下衆の愛』などの忍成修吾と『くらげとあの娘』などの派谷恵美が主人公の夫婦を演じ、その脇を『ハッピーランディング』などの永山たかし、『フローレンスは眠る』などの桜井ユキらが固める。激しく憎悪をぶつけ合いながらも離れることのできない夫婦の行く末に引き込まれる。

あらすじ

いわゆる普通のサラリーマンである谷中浩平(忍成修吾)は、ある日、友人の巧(永山たかし)と合コンに参加する。そこにいた美しい女、木下智美(派谷恵美)と浩平は急接近し、やがて結婚する。当初は幸せな夫婦生活だったが、虚栄心の強い智美は浩平を振り回すようになり、やがて二人の間に溝ができていく。自由を奪われたくない智美は、できた子供を堕胎する。人に羨ましいと言われる生活をするため、借金をして高級マンションに住む。浩平は智美に嫌われたくないと必死に理想の夫を目指すが、ついに溜まっていた不満が爆発し、智美に暴力を振るうようになる。智美は鼻や歯が折れるほどの暴力を受けるが、智美もまた浩平に依存していき、逃げ出すことなく暴力を甘んじて受け続ける。ボロボロになっていく二人は、他人から見れば悲劇的な結末を迎えるが、智美にとっては最高の幸せとも言えるものだった……。

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