サイドカーに犬 2007-06-23

監督: 根岸吉太郎
脚本:田中晶子,真辺克彦
公開:2007-06-23/製作:2007年    old
日本
 

解説

芥川賞作家、長嶋有のデビュー作を映画化した、心温まるヒューマンドラマ。『雪に願うこと』の根岸吉太郎監督が1980年代の夏を舞台に、内気な少女と破天荒な女性の心の交流を優しくつづる。2年ぶりの映画出演となる竹内結子がヒロインを好演し、さばさばした勝ち気な女性という役でこれまでにない魅力を発揮。子役の『ハリヨの夏』の松本花奈と息の合った芝居をみせる。等身大の登場人物たちの悩みや苦しみが共感を呼ぶ。

あらすじ

不動産会社の営業として働く30歳の薫は、久々に再会した弟から結婚披露宴の招待状を受け取る。それをきっかけに、薫は20年前にヨーコさんと過ごした刺激的な夏休みを回想する。小学4年生の夏休みの初め、父(古田新太)と喧嘩の絶えなかった母が家を出た。その数日後に薫(松本花奈)の家に突然やって来たヨーコさん(竹内結子)は、薫の父の愛人という。ヨーコさんは、何事にも神経質な薫の母親とは対照的な大らかな人だった。煙草を吸い、さっぱりとした性格で気が強く、自由な精神にあふれた女性だが繊細な優しさも併せ持っていた。長女らしい生真面目さを持つ薫には、ヨーコさんとの生活は驚きの連続だった。だが、ヨーコさんは薫を子ども扱いすることなく、薫の長所を鋭く見抜く。そんなヨーコさんに、甘え下手だった薫も知らず知らず影響され、ありのままの自分を解放させる楽しさを味わっていく。

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