天国の本屋~恋火 2004-05-29

監督: 篠原哲雄
脚本:狗飼恭子,篠原哲雄
公開:2004-05-29/製作:2004年    old
日本
 

解説

天国と地上を舞台に繰り広げられる愛の奇跡を描いたロングベストセラー「天国の本屋」シリーズの映画化。主演は、『黄泉がえり』の竹内結子。愛する人のことを想いながら天国で暮らす翔子と地上で伝説の“恋する花火”を復活させようとする香夏子という2役に挑戦している。翔子と香夏子と出会い、その願いをつなぐことになるキーパーソン・健太を演じるのは、『恋に唄えば♪』の玉山鉄二。ピアニスト役である翔子と健太の主演2人が猛特訓して挑むピアノの演奏と、クライマックスの心温まる美しい花火のシーンは見逃せない。

あらすじ

楽団を解雇され、自暴自棄になっていたピアニストの健太。人材管理官を名乗るヤマキと言う男に連れられ、”天国の本屋“で短期アルバイトをすることになった彼は、そこで憧れのピアニスト・翔子と出会うが、彼女はある事故で片耳の聴覚を失い、以来、ピアノが弾けなくなっていた。一方その頃、地上では翔子の姪の香夏子が10年前に中止になっていた花火大会を復活させるべく、仲間たちと奮闘していた。しかし、その大会のフィナーレを飾ってきた、それを一緒に見ると男女が深い仲になれると言う伝説の“恋する花火”の花火師で、実は翔子の恋人だった瀧本は、暴発事故を起こし翔子の聴覚を奪ってしまったのをきっかけに、既に花火師を辞めていたのである。だが、香夏子は知っていた。叔母は、最期まで瀧本の花火が上がるのを楽しみにしていたことを。そこで、彼女は瀧本を説得しようと、彼のもとへ日参を続けた。同じ頃、翔子は途中で断念していた組曲を、健太の協力で完成させようとしていた。それは、毎年、瀧本の花火をモチーフに作り続けてきたもので、10曲になった時に結婚しようと誓い合っていたのだが、10回目の年、瀧本の花火は上がらず、翔子も病に倒れ他界してしまったのだった。花火大会の日。果たして、香夏子の想いが通じ、瀧本は恋する花火を打ち上げ、天国の翔子はそれを見ながら完成させた組曲を自ら弾くことが出来た。そして、地上では天国でのバイトを終えた健太が翔子の曲を演奏し、それを聞きつけた香夏子と共に恋する花火を見るのだった……。

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