この胸のときめきを 1988-10-08 ERRANCE
解説
中岡京平の原案・脚本を和泉聖治が監督し映画化。オールディーズの名曲をバックに、修学旅行先の京都で高校生たちが活躍する青春映画。実は哀川翔のデビュー作でもある。
文学少女の矢嶋メロンは、恋愛小説を書くくせに自分は恋に奥手で、友人である来生紀子の恋を応援するばかり。紀子はメロンのアドバイスに従い憧れの翔にアタックするが、彼がバイクの後ろに女を乗せているのを見かけて落胆する。そんな二人がいる京都に、仙台の高校と博多の高校が修学旅行でやってきた。仙台の圭輔は博多の加奈子と文通していたが、自分の代わりに友人・喜一の写真を加奈子に送っていて、喜一と加奈子が二人きりのデートをすることに。加奈子を好きな鉄人は喜一と喧嘩になり、チンピラの服を汚してしまう…。
あらすじ
ある日、仙台の高校と博多の高校が修学旅行で同じ京都にやってきた。仙台の圭輔と博多の加奈子はペンフレンド。京都でデートするはずだったが、加奈子には鉄人というボディガードがついており、圭輔は実は偽って友人・喜一の写真を加奈子に送っていたのだった。喜一はなんとか加奈子と二人なることができた。一方、京都の女子高に通う紀子は親友メロンのアドバイスで憧れの翔にアタックするが、彼が年上の女をバイクに乗せているのを見てしまう。失恋した紀子と圭輔が出会いデートすることになった。加奈子に惚れている鉄人は名前を偽っている喜一が憎い。翌日、ふたりは喧嘩になり、ふとしたことからチンピラの服を汚してしまう。ふたりは人質に取られ、喜一は一〇〇万円の身代金を都合するハメになった。メロンの父が俳優だったことから本物のヤクザを演じてふたりを助け出してくれた。鉄人は加奈子に気持ちを打ち明け、紀子も翔の相手が姉とわかってほっとした。それぞれの恋に決着がつき仙台と博多の高校はそれぞれ京都を去っていったが、これはすべて文学少女メロンの夢だった。