CLIMAX クライマックス 2019-11-01
解説
「カノン」「アレックス」「LOVE 3D」などさまざまな問題作を手がけてきたフランスの鬼才ギャスパー・ノエが、ドラッグと酒でトランス状態になったダンサーたちの狂乱の一夜を描いた異色作。1996年のある夜、人里離れた建物に集まった22人のダンサーたち。有名振付家の呼びかけで選ばれた彼らは、アメリカ公演のための最終リハーサルをおこなっていた。激しいリハーサルを終えて、ダンサーたちの打ち上げパーティがスタートする。大きなボールに注がれたサングリアを浴びるように飲みながら、爆音で流れる音楽に身をゆだねるダンサーたち。しかし、サングリアに何者かが混入したLSDの効果により、ダンサーたちは次第にトランス状態へと堕ちていく。「ザ・マミー 呪われた砂漠の王女」のソフィア・ブテラ以外のキャストはプロのダンサーたちが出演し、劇中曲として「ダフト・パンク」「ザ・ローリング・ストーンズ」「エイフェックス・ツイン」などの楽曲が作品を盛り上げる。
あらすじ
1996年のある夜、人里離れた建物で、有名な振付家の呼びかけで選ばれたダンサー22人が集まる。そこには電話もなく、山奥のために携帯も通じず、外は雪が降っている。アメリカ公演のための最後の仕上げともいうべき激しいリハーサルを終えたダンサーたちは、打ち上げパーティを始める。爆音の音楽に体を揺らしながら、大きなボウルに注がれたサングリアを浴びるように飲んでいたが、そのサングリアにはLSDが混入していた。ダンサーたちは次第に我を忘れてトランス状態に陥り、エクスタシーを感じる者、暴力的になる者、発狂する者……ダンスフロアは一部の者にとっては楽園だが、大半の者にとっては地獄と化していく。一体誰が何の目的で飲物にドラッグを入れたのか? 理性を失くした彼らの狂った饗宴はどうなるのか……?