劇場版 とっとこハム太郎 ハムハムランド大冒険
公開: 2001年/製作:2001年
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解説
人間の気持ちが分かる不思議なハムスター、ハム太郎とその仲間たちが繰り広げる冒険を描く短篇ジュヴナイル・アニメーション。監督は「BLACK JACK ブラック・ジャック」の出崎統。河井リツ子による原作キャラクターを基に、「THE AURORA 海のオーロラ」の島田満と出崎監督が脚本を執筆。撮影監督に川田敏寛があたっている。声の出演に間宮くるみ。
あらすじ
大好きな飼い主・ロコちゃんの誕生日をお祝いしようと張り切っていたハム太郎。ところが、ロコちゃんは友だちとパーティに夢中で、ハム太郎のことはアウト・オブ・眼中。傷ついたハム太郎は、土の中から現れた妖精ハムに導かれ、ハムちゃんずとハムハムランドへ迷い込んでしまうのだった。そこは、ハムスターだけの夢の国。しかし、ロコちゃんのことが気になって仕方がないハム太郎だけはいつまでもしょんぼりしたまま。そんなハム太郎を励まそうと、ハムちゃんずは食べると人間の言葉が話せるようになる魔法のひまわりのタネを探すことに。「ひまわりのタネを食べて、ロコちゃんに気持ちを伝えるのだ!」。手掛かりを求めてハムハム大学へ向かったハムちゃんず。そこで、彼らはタネを発見することに成功するが、珍しいタネを蒐集している魔王ハムにそれを奪われてしまう。タネを取り返すべく、魔王ハムの城へ潜入するハム太郎。見事、取り返すことに成功しタネを齧るが、その瞬間、タネは消えてしまった。ハムハムランドの閉園時間の8時6分が迫ってきた。心を入れ替えた魔王ハムのお陰で、無事、元の世界に戻ることが出来たハム太郎。そこには、いなくなったハム太郎を懸命に捜すロコちゃんの姿があった。そんなロコちゃんに向かって叫ぶハム太郎の声を、ロコちゃんは聞いた気がした。