マグロ船に乗って1年、借金を完済した常次朗は憎き猫本への復讐を果たすため、猫本と同業の新撰リースへと就職する。そして金融の世界に慣れ始めた常次朗に、最大のチャンスが訪れる。婚約者の捺子が働いているクラブに、猫本が客として現われたのだ。常次朗は捺子の協力のもと、猫本が経営する徳政ファイナンスの顧客名簿のコピーに成功。次々と猫本の顧客に営業をかけ、新撰リースへと借り換えさせる。