キスより簡単 1989-01-28

公開:1989-01-28/製作:1989年    old
日本
 

解説

 石坂啓の同名漫画を若松孝二が映画化。原作では女子大生のまあこが主人公だが、映画では脇役だったはずのロクさんが主役を張り、全共闘世代に向けたメッセージが込められた。2年後に続編が公開され、原田芳雄、石橋蓮司、室田日出男らが続投した。四人姉妹の三女である泉まあこは、三人の男と付き合っていた母親が亡くなり、自分の父親が誰か知らずに育った。まあこにはスズナリという恋人がいたが、彼は三人の男のうちの一人、シンちゃんの息子だった。

あらすじ

女子大生の泉まあこはそれぞれ父親の違う四人姉妹の三女。ママは三度結婚し、まあこを産む時にはロクさん、シンちゃん、梶さんという三人の男性と付き合っていたので本当の父親がわからないのだ。複雑な家庭環境に育ったまあこはママを理想として自由な恋愛を追い求めていく。ある日まあこは恋人のスズナリを家に連れてくるが、彼はシンちゃんの息子だった。近親相姦かもしれない危険な関係だか、スズナリはまあこの魅力から離れられない。しかし、まあこは独占されるのを嫌がった。まあこはロクに「おまえは本気で人に惚れたことがない」と言われ、次第に父親以上の愛情を感じてしまう。そしてロクとまあこはある晩ベッドを共にするが、それがスズナリの嫉妬を買った。公園でスズナリはロクに喧嘩を売るが、ロクは彼の若さに呆れ二人を残して去っていく。久しぶりにスズナリはまあこから電話をもらい会いにいくが、彼女は胸に赤ん坊を抱いていたのだった。

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