ディア・エヴァン・ハンセン 2021-11-26 Dear Evan Hansen
解説
トニー賞6 部門のほか、グラミー賞、エミー賞を受賞したブロードウェイ・ミュージカルの映画化。主人公が1通の手紙と“思いやりの嘘”をきっかけに、人とのつながりや本当の自分に気づくまでを描く。主人公のエヴァン・ハンセンを演じるのはミュージカル版でも主役を演じたベン・プラット。監督は「ウォールフラワー」(12)「ワンダー 君は太陽」のスティーヴン・チョボスキー。音楽を「ラ・ラ・ランド」「グレイテスト・ショーマン」などのベンジ・パセック、ジャスティン・ポールが担当。エヴァンが想いを寄せるコナーの妹・ゾーイ役を「ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー」のケイトリン・デヴァー、エヴァンを支え励ますシングルマザーをジュリアン・ムーア、コナーとゾーイの母親をエイミー・アダムスと豪華キャストが揃った。第34回東京国際映画祭クロージング作品。
あらすじ
エヴァン・ハンセンは学校に友達もなく、家族にも心を開けずにいる。ある日彼は、自分宛てに書いた“Dear Evan Hansen(親愛なるエヴァン・ハンセンへ)”から始まる手紙を、同級生のコナーに持ち去られてしまう。それは誰にも見られたくないエヴァンの「心の声」が書かれた手紙。後日、校長から呼び出されたエヴァンは、コナーが自ら命を絶った事を知らされる。悲しみに暮れるコナーの両親は、彼が持っていた〈手紙〉を見つけ、息子とエヴァンが親友だったと思い込む。彼らをこれ以上苦しめたくないエヴァンは、思わず話を合わせてしまう。そして促されるままに語った“ありもしないコナーとの思い出”は両親に留まらず周囲の心を打ち勇気を与え、SNSを通じて世界中に広がっていく。思いがけず人気者になったエヴァンは戸惑いながらも充実した学校生活を送るが、〈思いやりでついた嘘〉は彼の人生を大きく動かし、やがて事態は思いもよらぬ方向に進む—。