君と歩こう 2010-05-15
公開:2010-05-15/製作:2009年
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解説
ノリと勢いだけで駆け落ちした女性教師と男子高校生の破天荒な逃避行を描いた群像喜劇。メガホンを取るのは、『剥き出しにっぽん』などで国内外から高い評価を受け、『川の底からこんにちは』で商業映画デビューを果たした新鋭・石井裕也。あこがれの東京に出てきたもののさえない日々を送る駆け落ちカップルを、『こぼれる月』の目黒真希と『色即ぜねれいしょん』の森岡龍が軽妙に演じる。無鉄砲でどこかズレた二人の言動が笑いを誘う。
あらすじ
畑と山に囲まれた片田舎の高校で英語教師をしている34歳の田中明美(目黒真希)は、ノリと勢いだけで、教え子の冴えない男子高校生・佐伯ノリオ(森岡龍)と駆け落ちする。2人はすべてを捨てて東京のアパートで暮らし始めるが、生活は苦しい。明美はジムやエステに通っているとノリオに嘘をつき、カラオケ店でアルバイトを始める。ノリオは明美に言われた通り、弁護士を目指して図書館で猛勉強を始める。ノリオに犬の糞の世話を迫る康代(勝俣幸子)、ノリオをプロ野球選手だと信じ込んでいる天涯孤独な少年・安太郎(渡部駿太)、妊娠して駆け落ちしたがっている女子高校生・一瀬メグミ(吉谷彩子)など、2人は少しおかしいけれど心優しく孤独な人々と出会っていく。そんな中、明美の嘘がノリオにばれる。ノリオは彼女の気持ちを理解し始め、2人の関係に変化が訪れる。