はらはらなのか。 2017-04-01
解説
雑誌のモデルやバラエティー番組「おはスタ」、テレビドラマ「朝が来る」などの原菜乃華が、本人役で長編映画初主演するドラマ。チャンスをなかなか物にできない子役出身の少女が、亡き母がかつて演じた役のオーディションに挑む姿を描く。監督は『いいにおいのする映画 (Be A Light To The World)』で「MOOSIC LAB 2015」グランプリをはじめ6冠を獲得した酒井麻衣。チャラン・ポ・ランタンが主題歌と劇中歌を担当し、メンバーも出演。女優を目指し日々葛藤する少女の行く末に注目。
あらすじ
人々の心に残る女優になりたいーーそう願いながらも、なかなか芽が出ない子役・原ナノカ(原菜乃華)。
もうすぐ13歳になる彼女は、さみしい時にだけ見えるもう一人の私・透明ナノカがいなければ朝も起きられない。父・直人(川瀬陽太)にも素直になれない、まだ夢見がちで迷えるお年頃。自分が生まれると同時に亡くなった母・マリカ(松本まりか)に憧れて始めた女優業だけど、オーディションに行っても不合格続き。モヤモヤした日々を送っている。
ある晩、父の都合で田舎町に引っ越してきたナノカが見つけたのは、舞台『まっ透明なAsoべんきょ~』の再演とキャスト募集のチラシが入った封筒。それは、13年前に母が出演した舞台だった。絶対に主役をやりたい!と反対する父にも内緒でオーディションを受けることを心に決めたとき、運命のいたずらか、初演で母の娘役を演じたリナ(松井玲奈)の喫茶店を見つけるナノカ。時を同じくして、転校先のスター生徒会長・凜(吉田凜音)と出会い、歌手を目指すリナの存在に、少しずつ感化されていく。
主役を勝ち取り、劇団Z-Lionの演出家(粟島瑞丸)とメンバーら(チャラン・ポ・ランタン、micci the mistake、広瀬斗史輝、上野優華、カンカンバルカン)と稽古をすることになるナノカだが、なかなか役の気持ちをつかみきれない。演技をすることは、「本当」か「嘘」なのか。ナノカがたどり着く未来とは……?