ミラーを拭く男 2004-08-21

公開:2004-08-21/製作:2003年    old
日本
 

解説


これまで数多くの秀作を輩出してきたサンダンス・NHK国際映像作家賞の2002年受賞作を映画化。定年間近に起こした交通事故をきっかけに、生活が一変してしまった男とその家族の崩壊と再生を描く。声高なメッセージはないが夫婦の絆、家族のあり方を静かに問うのは、本作が劇場長編デビューとなる梶田征則。出演にはベテラン緒形拳、12年ぶりに映画出演となる栗原小巻、DA PUMPの辺土名一茶、「ちゅらさん」の国仲涼子ら多彩な面々が顔を揃えている。

あらすじ

家族のために長年一生懸命に働き、定年を間近に控えたサラリーマン・皆川勤(緒形拳)。定年後は夫の退職金で、これからできなかった夫婦水いらずでゆっくりと老後を過ごそうと思っていた妻・紀子(栗原小巻)。しかし、その定年直前に、勤は思わぬ交通事故を引き起こしてしまう。それが、そもそものきっかけだった。勤は家族に内緒で会社を突然辞め、事故現場のカーブミラー、そして市内全部のカーブミラーまでをも拭き始める行動に出る。不可解な勤の行いを問いただす紀子、父の行動が理解できずに、冷たい態度をとる息子の芳郎(辺土名一茶)と娘の真由美(国仲涼子)。もともと無口だった勤は家族の話にも耳を貸さず、ただただミラーを拭き続けた。市内全てのミラーを拭き終えた時、勤は事故以来、久しぶりの達成感を抱く。それから彼は、家族の前から突如として姿を消し、北海道へ向かう。…それから3年、バラバラになっていた家族は、宮城で再会する。離れていた空白の3年間に、勤に一体なにが起こったのか?

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