エト -ETO- 2009-01-10
公開:2009-01-10
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解説
「週刊少年ジャンプ」の人気漫画の映画化、『ピューと吹く!ジャガー ~いま、吹きにゆきます』の併映短編アニメ。うすた京介の作品の中では異色のSFハートフルストーリーとなっている同名漫画を原作者自身が劇場用にリメイクした。うさぎの姿をした宇宙人エトの声をバナナマンの日村勇紀が、エトと友情を育む少年シブシゲの声を『僕は妹に恋をする』の小松彩夏が担当する。地球をテーマにした壮大なストーリーと友情、そしてギャグと、短編ながら笑いと感動が凝縮した良作。
あらすじ
暗いニュースが世界を覆う2010年の年の瀬。12歳の少年・シゲシゲ(声:小松彩夏)は、突如空から降ってきた光の球を目撃する。「救世主かもしれない」と、シゲシゲは気乗りのしない友達のサンペー(摩味)とユカ(小松里歌)を連れて光球の落ちた山中へ向かった。そこで彼らは、人間の言葉で何やらブツクサ言いながら、機械をいじっているうさぎのような生物に遭遇する。明らかに怪しいと思いながら、試しにニンジンを与えると、その生物は酔っ払って気絶してしまう。シゲシゲの家に運ばれたうさぎ似の生物は、ニンジンの酔いと気さくな家族団欒の雰囲気もあり、あっさり宇宙人であることを告白。ちょうど来年の干支がうさぎということもあって“エト”という名前まで付けられる。エト(日村勇紀)はシゲシゲや家族たちとも仲良くなり、次第にその距離を縮めていくが、実はエトの任務は地球の生物を死滅させ浄化することであった。それを知ったシゲシゲはエトを罵る。任務と友情の狭間に揺れるエト。だがその時すでに、巨大植物兵器がエトのボスの手によって宇宙から放たれていた。地球もろともエトも殺すつもりなのだ。地球に迫る危機。果たして地球は救われるのか……?