里から離れた場所で山荘を営む仁兵衛は、雪山をさ迷う女と遭遇する。仁兵衛は疲労しきった女を介抱してやるが、その礼に、女はみずからの肉体を差し出す。ふたりは猛然と交わるが、女は絶頂を迎えたと同時に息絶えてしまう。あわてて女の身体を温める仁兵衛だったが、一刻後、女は再び息を吹き返した。おゆきと名乗るその女は、絶頂を迎えると仮死する特異体質だったのだ。