ジ・アリンズ 愛すべき最高の家族 2019-02-23
解説
究極の破滅型ボーカリストとして世界にその名を轟かせた夭逝のパンクロッカー、GGアリンと、残された家族の信頼と絆を描いたドキュメンタリー。ライブで汚物を撒き散らして客に襲いかかり、通報されて警察から全裸で逃走するなど狂気のパフォーマンスを連発し、全身でハードコアを体現したGGアリン。93年にヘロインの過剰摂取で急逝してからは、世界中のファンが追悼で墓を訪れては汚物を撒いて帰っていく。「メイキング・オブ・ドッグヴィル 告白」のサミ・サイフ監督がメガホンを取り、GGのバンド「THE MURDER JUNKIES」のメンバーだった兄マールがGGの破滅的なロックンロール魂を受け継ぎ音楽活動や汚物アートを続けようともがく様子や、子どもたちを温かいまなざしで支え続ける母親アリータの姿を、誠実かつ優しいトーンで描き出す。
あらすじ
アメリカ・ニューハンプシャー州に生まれ、父親にジーザス・クライスト・アリンと名付けられ、その後ロックンロール史上最も凄まじいヴォーカリストとなったGGアリン。ライヴで大流血、汚物を撒き散らして客に襲いかかり、通報されて警察から全裸で逃走するという過激なパフォーマンスを展開し、ロック史上もっとも見事な変質者と評される。1993年、ニューヨーク・マンハッタンでのライヴの翌日にヘロインの過剰摂取により急逝。36歳だった。それから20数年、彼の母アリータと兄のマールはGGの死に向き合いながら生きている。世界中のファンが追悼で墓を訪れ汚物を撒いて帰っていくのに嫌気がさし、墓を移したいと考えるアリータ。そんなGGの姿は、母親が知る真の息子の姿ではなかった。一方兄マールはGGのバンドThe Murder Junkiesを継続。GG関連のマーチャンダイズを細々と展開させ、音楽活動や汚物アートに勤しんでGGの魂を受け継ぎ、続けようともがいている。暴力的な父親に支配された幼少期を過ごし、薬物と暴力にまみれしばしば刑務所に入ったGG。母アリータと兄マールは、今の自分と、互いに共通する過去との接点を探りながら暮らす。