楳図かずお恐怖劇場 蟲たちの家 2005-06-18
公開:2005-06-18/製作:2005年
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解説
ホラーコミックの第一人者として日本漫画界に君臨し続ける楳図かずお原作の6つのホラー短編をオムニバスで映画化。第1弾として本作のほか『絶食』が上映され、第2弾で『まだらの少女』『ねがい』、第3弾で『プレゼント』『DEATH MAKE』が順次公開予定。「蟲たちの家」を映像化したのは、『回路』の黒沢清監督。主演は西島秀俊、緒川たまき。
あらすじ
自分に好意を寄せてくれる大学時代の後輩・羽奈子に、妻・留以子の様子がおかしいことを打ち明けた蓮司は、それが自分の妄想かどうか確かめて貰う為、彼女を伴って帰宅する。果たして、そこで羽奈子が見たものは――猜疑心の強い蓮司に精神的に追い詰められ、自分を蟲だと思い込むことでそれから逃れようとした留以子の変わり果てた姿だった。羽奈子は、そんな留以子から蓮司を引き離そうとするが、その時、巨大な蜘蛛に擬態した留以子が彼女を殺害。更に、蓮司にも牙を向けた。だが蓮司は、初めて感情を剥き出しにして来た妻の体を優しく抱擁するのであった。それから数日後、すっかり正気を取り戻した留以子。彼女は今、蟲になった蓮司の面倒を看ている。