竜馬の妻とその夫と愛人 2002-09-14

公開:2002-09-14/製作:2002年    old
 

解説

 竜馬が暗殺されて13年が過ぎた。新政府の役人・菅野覚兵衛は、師弟関係にあった坂本竜馬の十三回忌を催すため、竜馬の元妻である義理の姉おりょうを訪ねた。おりょうは西村松兵衛という冴えない男と電撃再婚し、ボロの長屋で貧乏生活を送っていた。しかし、実はこの時すでにおりょうには竜馬にそっくりの愛人・虎蔵がいた。おりょうは松兵衛と再婚したはいいが、貧乏と退屈な暮らしにすっかり愛想を尽かしてしまい、虎蔵と駆け落ちしようとしていたのだ。覚兵衛は、情けない松兵衛を見かねて、おりょうを取り戻す作戦を立てるのだったが…。

あらすじ

坂本竜馬が暗殺されて13年。竜馬のかつての同志たちは、今や政府の高官や軍の幹部に出世していた。ある日、そのうちのひとりで新政府の役人・菅野覚兵衛は、竜馬の十三回忌に彼の元妻・おりょうを招くべく、テキ屋の松兵衛と再婚し横須賀のおんぼろ長屋で貧乏生活を送っている彼女の元を訪れる。だがそこで、おりょうが竜馬にそっくりの愛人・虎蔵と駆け落ちを企てていたことが発覚。同志たちから、「これ以上、竜馬の名を汚すようなことがあった場合、おりょうを斬れ」との命を受けた覚兵衛は、夫である松兵衛におりょうを取り戻させようと大奮闘するのだが、情けないことに松兵衛は木刀一本振ることが出来ない。ところが、おりょうが長屋に連れて来た松兵衛も竜馬を気取っていただけの情けない男であったことが判明。更に、そのことにがっかりしたおりょうに言い寄られた覚兵衛もまた、竜馬の妻であった彼女を自分のものにすることが出来ない情けなさ。しかし騒動を通して、おりょうが竜馬だけしか愛していなかったことを悟った松兵衛と覚兵衛は、ひとりで出て行くと言う彼女を許してやるのだった。

Add files...   
画像をこちらに
 
movieimg/2002/2/6536

◀︎ Back