嵐電 2019-05-24

監督: 鈴木卓爾
公開:2019-05-24/製作:2019年    old
日本
 

解説

京都市街を走る路面電車・京福電鉄嵐山線(通称らんでん)を舞台に、交錯する3つの恋を幻想的に描いたラブストーリー。鎌倉からやって来たノンフィクション作家の平岡衛星は、嵐電の線路のそばに部屋を借り、嵐電にまつわる不思議な話の数々を取材しはじめる。そこには、衛星と彼の妻・斗麻子が、かつてこの地で経験した出来事を呼び覚ます目的があった。修学旅行で青森から来た女子学生・北門南天は、電車をスーパー8で撮影する地元の少年・子午線と出会う。一方、太秦撮影所の近くにあるカフェで働く小倉嘉子は、撮影所にランチを届けた際、東京から来た俳優・吉田譜雨に京都弁の指導をすることになるが……。主演は井浦新。「ゲゲゲの女房」の鈴木卓爾監督がメガホンを取る。

あらすじ

京都の嵐電の街。鎌倉からやって来たノンフィクション作家・平岡衛星(井浦新)は、嵐電が走る線路の近くに部屋を借り、嵐電にまつわる不思議な話を集める取材を開始する。そこには、衛星と妻・斗麻子(安部聡子)が、かつて嵐電の街で経験した出来事を呼び覚ます目的があった。修学旅行で京都にやって来た青森の女子学生・北門南天(窪瀬環)は、8ミリカメラで嵐電を撮影する地元の少年・有村子午線(石田健太)の姿を目にする。京菓子のマスコットキャラクターをラッピングした“夕子さん電車”を目撃したカップルは幸せになれる、という都市伝説に導かれるように子午線に恋する南天。だが、子午線は“俺は電車だけやねん”と南天に目もくれない。それでも南天は、自身の運命を信じるように、修学旅行の仲間を振り切って、子午線に向かって突き進んでいく。太秦撮影所近くのカフェで働く小倉嘉子(大西礼芳)は、撮影所にランチを届けた際、俳優に京都弁の指導をする事となる。その相手は、東京から来た無名の俳優・吉田譜雨(金井浩人)。台詞の読み合わせを通して、初めての演技を経験した嘉子は、譜雨と擬似的な男女関係を演じる中で、自分でも気づかないうちに譜雨に魅かれていく。“一緒に嵐電に乗って嵐山の河原で台詞の指導をして欲しい”との名目で譜雨が申し出たデートを受け入れる嘉子。嵐電の街に紛れ込み、出られなくなったかのような三組の男女の恋と愛。それぞれの運命が、互いに共振するかのように進んで行く……。

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