十字架の道行き
公開: 2014年/製作:2014年
old
解説
本作は、少女マリアの受難の物語を、タイトルの由来となっているイエスの死刑判決から死に至るまでの道行きの14の場面に呼応する形で、14の章で語っていくものである。それぞれの章が固定カメラのワンシーン・ワンショットで描かれ、見事な効果をあげている。信仰の強要と児童虐待の境目、あるいは愛と洗脳の境目が冷静に描かれて恐ろしい。スタイルの独自性とテーマの現代性とが見事に一致した本作は、2014年のベルリン映画祭で上映時より話題を呼び、脚本賞を受賞した。ミヒャエル・ハネケ、ウルリヒ・サイデル、ブリュノ・デュモンのテイストを好むファンは必見。第27回東京国際映画祭上映作品。