憑神(つきがみ) 2007-06-23

公開:2007-06-23/製作:2007年    old
日本
 

解説


激動の幕末を舞台に、しがない下級武士が3人の災いの神様に取り憑(つ)かれて奮闘する姿を描いた時代劇ドラマ。1999年に公開され大ヒットした『鉄道員』の原作・浅田次郎と監督・降旗康男のコンビが8年ぶりにタッグを組み、時代が移りゆく世相の中で、武士としての本分を取り戻していく若きサムライの生き様を活写した。人生の意義に目覚める主人公の妻夫木聡をはじめ、災いの神様にふんした西田敏行、赤井英和ら演技派たちによる掛け合いも見もの。

あらすじ

時は幕末。下級武士ながら由緒ある家柄の出である別所彦四郎(妻夫木聡)は、婿養子に行った家からとあるきっかけで離縁されてしまう。ある晩、昌平坂学問所でライバルであった榎本武揚(本田大輔)が、軍艦頭取にまで出世していることを知る。落ち込む彦四郎だが、蕎麦屋の店主・甚平(香川照之)から、出世の秘訣は向島の「三囲(みめぐり)稲荷」であることを聞く。その帰り道、酔って転げ落ちた土手のふもとには、さびれたお稲荷様の祠があり、その名も「三巡(みめぐり)稲荷」とある。これは分社に違いないと出世を神頼みする彦四郎だが、願った稲荷は「みめぐり」違い。呼び寄せたのは災いをもたらす神たちだった。こうして、貧乏神(西田敏行)・疫病神(赤井英和)・死神(森迫永依)に取り憑かれた彦四郎の受難の日々が幕を開ける。ふりかかってくる厄からどうにか逃れようとする彦四郎だったが、不幸が重なるたびに、次第に自分の生き方や成すべき事を考えはじめるようになる。また、死神と出会い、死と対面してはじめて自分の生き様をも考える彦四郎。そんな折、榎本武揚や勝海舟(江口洋介)から新しい世の中をつくっていくために力を貸してほしいと声をかけられる。災いの神に取り憑かれた彦四郎の運命の先に待つものとは……。

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