からっぽ 2012-06-16

監督: 草野翔吾
脚本:横川僚平,草野翔吾
公開:2012-06-16/製作:2012年    old
日本
 

解説

自分の存在を消せる「テレポート」という特殊能力を持った孤独な少年が、さまざまな人との出会いを通して自らの存在を見つめ直していく人間ドラマ。本作で劇場映画デビューを果たす草野翔吾監督が、自身の出身地である群馬県桐生市で撮影を敢行した。主演はオーディションで選ばれたテレビドラマ「山田太郎ものがたり」の清水尚弥、ヒロインには『20世紀少年』シリーズの平愛梨。そのほかベテランの大杉漣、『冷たい熱帯魚』などの三浦誠己ら実力派が脇を固める。

あらすじ

家族も友達もお金も、存在感すらもない高校生・加藤小判(清水尚弥)。彼が持っているものは、ただひとつ。誰からも存在を意識されていない時、本当にその場から存在を消す“テレポート”能力だった。しかし、それはただ場所を移動できるだけでなく、テレポート先では全裸になってしまうというおまけつき。そんな能力が役に立つことはなく、使えば小判の孤独を証明するだけであった。ある日、家を追い出された小判は、誰もいないはずのテレポート先でシーナ(平愛梨)という女性に出会う。家のないシーナは、小判の能力に興味を持ち、それを利用することを思いつく。こうして、帰る場所を失った2人の奇妙な共同生活が始まった。同じ頃、町はにわかに活気づいていた。スーパーの防犯カメラに、“白い河童”が映し出されていたのだ。それはテレポートで全裸になった小判だったのだが、誰1人としてそれに気づくことはなく、話を聞いたまちづくり委員の面々は、“白い河童”に賞金を懸けて町に活気を取り戻そうとするが……。

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