70年代のストックホルムを舞台に、スウェーデンのウォーターゲート事件として知られる一大スキャンダルを描く。『スウェーデン映画祭2014』として2014年10月11日より映画祭上映された。
ユートピア社会のモデルと目されていた都市ストックホルムで、政府の官舎や拘置施設のすぐ近くにあるのは、ディスコ、デートクラブ、怪しい取引が行われるアパートなど、きらびやかで魅惑的、かつ薄汚れた世界だった。本作品は、若き主人公イーリスが社会の底辺からはい上がり、権力さえあれば何でも手に入る冷酷な世界へと取り込まれていく姿を描く。