武蔵野線の姉妹 2012-11-17
解説
富と美ぼうを併せ持ったオタク趣味の姉妹がロリータ・ファッションに身を包み、メイドカフェをめぐる陰謀に立ち向かう衝撃のコメディー。働くことは姉妹の七つの大罪のひとつと話す姉に、メイドカフェで働きながら充実した日々を送る、いわゆる“リア充”の妹らが、秋葉原を舞台に大騒動を繰り広げる。姉妹を演じるのは、『パラダイス・キス』などの加藤夏希とAKB48の仲谷明香。ほかにAKB48の中田ちさとや小沢仁志など、バラエティーに富んだキャストがそろう。秋葉原の持つ街の個性と荒唐無稽なストーリーが絡み合う、驚きの展開から目が離せない。
あらすじ
セレブ美少女姉妹の緑川蘭子・通称“ラン”(加藤夏希)と、妹のひかる・通称“パンドラ”(仲谷明香)は、埼玉県某市、武蔵野線の沿線に建つ高級マンションに暮らしている。ランは小学生のころから始めた株で巨万の富を蓄え、明晰な頭脳を持ちながら働くこともせず、毎夜オンラインゲームのチャットにハマっている。パンドラはBL漫画が好きで、姉の面倒を見ている。2人は趣味のロリータファッションに身を包み、怠惰に過ごしながら、秋葉原や渋谷に繰り出す日々を過ごしていた。しかしパンドラはそんな暮らしに疑問を感じ、秋葉原のメイドカフェ『姫武者』で働くことを決意する。働くことを罪と考えるランは血相を変え、彼氏の存在まで疑うが、パンドラの心は揺らがなかった。パンドラは、店長の宗方(日和佑貴)や先輩メイド・しずる(小松彩夏)のアドバイスを受け、徐々にメイドという仕事に慣れていく。ひとりで部屋にいても退屈なランは、客として姫武者を訪れる。パンドラのイキイキとした様子を見たランは、戸惑いと反発を覚える。ある日、絶大な人気を誇るネットアイドル・英由良(中田ちさと)が名古屋から上京し、姫武者で働き始める。彼女の猫かぶりの性格が合わないランは由良と何かとぶつかるが、由良の人気で店は大繁盛する。ところがその裏で、秋葉原の存亡に関わる恐るべき陰謀が進行していた……。