世界の終わりという名の雑貨店 2001-11-27

公開:2001-11-27/製作:2001年    old
日本
 

解説

 どうしても現実と上手く折り合いをつけられない情報誌ライターの雄高は、自分だけの世界を築くかのように雑貨店を始める。ある日、そこへファッション雑誌から抜け出たような少女・胡摩がやってくる。周りの友だちにも家族にも自分をわかってもらえず、周囲に埋めようもない距離を感じていた胡摩。お気に入りの服を着て自分を表現することでなんとか心のバランスを保っていた。店にただ入り浸る胡摩に、やがて雄高は自分と同じものを感じる。二人にとってこの店は世界で唯一の居場所になる。しかし、社会を生きられない二人が一緒になることはあまりにも困難だった。

あらすじ

つまらない取材ばかりの仕事に嫌気がさしていたフリーライターの雄高は、彼が住むおんぼろアパートのオーナー・石川に、消防署からの取り壊し勧告に対抗する為に商売をやって欲しいと頼まれ、世界の終わりという名の古雑貨屋を始める。そんなある日、友だちとの意味を持たない会話や親との間に出来た埋めがたい溝にうんざりしていた女子高生の胡摩が、彼の店にやって来た。そして、店の雰囲気に心癒された彼女は、毎日そこを訪れるようになる。ところが、石川の急逝により遂にアパートの取り壊しが決定。世界の終わりも閉店を余儀なくされる。こうして、居場所を失くした雄高と胡摩は互いにシンパシーを感じ、ふたりして店に飾ってあった風景写真の湖へ旅に出かけるのだが、胡摩は父親に雇われた探偵によって家に連れ戻されてしまう。それから数日後、雄高は新しいアパートで新生活を始め、胡摩も学校へ戻っていた。

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