マルグリット・デュラスのアガタ

公開: 1981年/製作:1981年    old
フランス
 

解説

愛を追求した作家、また実験的な映画監督としても知られるマルグリット・デュラスによる、眼に見えないものを追求した愛の朗読劇。自身の著書『死の病い・アガタ』を基に、海辺の古びたホテルに兄と妹という2人の男女のみが登場する。

あらすじ

30歳前後のアガタと彼女の兄は、久しぶりに冬のヴィラ・アガタで出会う。アガタは翌朝ここを旅立ち、恐らく兄と永遠に別れようとしている。海辺の別荘で、アガタは10代の数年間の夏を過ごしていた。彼女が18歳の時、兄が久しぶりにヴィラ・アガタにやって来る。兄には婚約者がいた。隣接し互いに音が筒抜けになる寝室で、兄は女たちを連れこみ、アガタもまた兄の友人とのセックスを体験した。翌日、いつものように全裸で昼寝をするアガタを兄が見つめる。兄は彼女の横に身を横たえた……。

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