でーれーガールズ 2015-02-21
解説
デビュー作『カフーを待ちわびて』で第1回日本ラブストーリー大賞を、『楽園のカンヴァス』では第25回山本周五郎賞を獲得した原田マハが、自身がかつて過ごした岡山での出来事を下地にした青春小説を映画化。仲たがいしてしまった女子高生2人とその30年後の再会を通し、かけがえのない友情と恋を描く。監督は恋するマドリ」の大九明子。脚本を「東京タワー」の源孝志監督が手がけている。高校生の頃の2人を「神さまの言うとおり」の優希美青と「好きっていいなよ。」の足立梨花が、30年後の2人を元宝塚歌劇団トップスターである白羽ゆりと安蘭けいが演じる。ほか、「最後の命」の矢野聖人、「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズの須賀健太らが出演。
あらすじ
2人の女性の30年の時を超えた、恋と友情の物語…1980年、岡山。東京から岡山に転校してきたたばかりの佐々岡鮎子(優希美青)はクラスに友達がいなかった。標準語を話す鮎子はクラスメートにからかわれっぱなし。岡山弁で「ものすごい」を意味する「でーれー」という言葉が耳に残った鮎子は、クラスに溶け込もうと「でーれー」をなにかにつけて使ってみる。ついたあだ名は「でーれー佐々岡」。そんな鮎子の心の支えはかっこよくてギターもうまい大学生の彼、ヒデホくん。鮎子は密かに2人を主人公に、恋愛マンガを描いていた。ところがある日、その漫画をクラスでも目立つ、大人っぽく美人の秋本武美(足立梨花)に見られてしまう。武美は鮎子にとって憧れの存在。そんな武美が、物語の続きを読みたがったのだ。武美は鮎子のマンガの最初の読者で、ファンとなっていく。次第に仲を深める2人だったが…クリスマスイブ、ある事件がきっかけで決定的な仲違いをしてしまう。不器用だった鮎子、意地っ張りだった武美、2人は仲違いをしたままそれぞれの道を歩んだのだった…。