音楽人 2010-05-15
解説
音楽と楽器の専門学校を舞台に、音楽の世界を目指しつつ、それぞれの道を模索する若者たちの姿を描く青春ドラマ。ERINAの「大切なきみへ-音楽人2008」と森綾の「音楽人1988」を原案に、若者たちの音楽への熱い気持ちや恋愛模様をみずみずしい感性で描く。ダブル主演を果たすのは、『イキガミ』の佐野和真と、『山形スクリーム』の桐谷美玲。CanCamトップモデルの徳澤直子や挿入歌を歌うMAY'Sら若手キャストの共演にも注目。
あらすじ
各務蒼(佐野和真)はメジャーデビューを目指すバンド“ミ・センティー”のギター兼ボーカル。同じ学校でギタークラフトを学ぶ幼馴染の少女、水野詩音(桐谷美玲)と再会する。だが、お互い惹かれあいながらもどこかぎくしゃくする2人。実は、蒼は11年前の事故で詩音との思い出を失い、詩音は病気のため歌手になる夢を諦めていたのだ。蒼の周囲には、お調子者でベース担当の原圭太(古原靖久)と、しっかり者のドラマー南花恋(足立梨花)という2人のバンドメンバー、そして詩音の親友で音響アーティストを目指す市川世奈(徳澤直子)という仲間がいた。3人のアドバイスを受けてライブに向けて準備を進める蒼だったが、肝心の新曲がなかなか完成しない。一方、音楽でも恋でも蒼の良きライバルバンド“イーグル・ウィング”の百瀬翼(加藤慶祐)は着実に準備を進めていた。悩む蒼に詩音は手を差し伸べる。その甲斐あって、なんとか2人で曲を完成させる。だがライブ当日、何気ないいたずらが原因で過去のトラウマが蘇ってしまった蒼は、歌えなくなってしまう。そんな蒼を懸命に支えようとする詩音。やがて蒼は、記憶とともに詩音との間で交わした幼い頃の約束を思い出す。だが、その約束を果たすことができない現実が目の前にあった。蒼のために新しいギターを作ろうとする詩音。その想いに応えようと蒼はメジャーデビューをかけた大会に挑む。だがその頃、詩音には再び病魔が忍び寄っていた。間近に迫った大会、完成しないギター。残されたわずかな時間、若者たちは音楽への情熱を燃やしていく。果たされなかった幼い頃の約束が今、2人の新たな誓いに変わる……。