彼女の名はサビーヌ

公開: 2007年/製作:2007年    old
フランス
 

解説

「沈黙の女/ロウフィールド館の惨劇」でヴェネチア国際映画祭最優秀女優賞を獲得した映画女優・サンドリーヌ・ボネールによる初長編監督作品。自閉症の適切な処置を受けられなかった実妹の姿を映し出し、フランスの自閉症ケアの問題を提起するドキュメンタリー。第60回カンヌ国際映画祭監督週間国際批評家連盟賞受賞。

あらすじ

11人兄弟の七女に生まれた映画女優のサンドリーヌ・ボネールには、1歳違いの妹・サビーヌがいる。サビーヌは陽気で美しく芸術的才能が豊かだったが、自閉症だった。そのために同級生たちから、からかわれながら過ごしてきた。その後、成長した姉妹兄弟たちが独立していくなか、彼女は母親と暮らしていた。しかし兄の死をきっかけに、孤独感を募らせるようになっていく。そしてその不安を、家族と自分に対する衝動的な暴力行為として表すようになってしまう。28歳のサビーヌは自閉症の適切な処置を受けないまま、5年もの長期に渡り精神病院へ入院させられる。サンドリーヌが“5年の監禁”と呼ぶこの入院生活によって、不安にかられたサビーヌはますます暴力的になり、暴れると薬を飲まされた。その結果、彼女は様々な身体能力を失っていった。映画は、プライベートでサンドリーヌが撮影した20代のころのサビーヌの映像と、入院生活を経た現在のサビーヌの姿を交互に映し出す。すらりと痩せて美しく、快活だったころのサビーヌと、太ってうつろな目をして、暴力的に変わり果てた現在のサビーヌ。そのショッキングな変化は、フランスにおける自閉症ケアの問題点を浮き彫りにする。

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