「昨日見た夢の話、聞いてくれる?」\n自分はまだ若者だ!と胸を張れない、でもおじさんと呼ばれる覚悟もまだできていない、ごくありふれた日常を送る30代前半の男。\n彼がふと思い出した昨夜の夢を語り始める時、過去と現在が歪み始める。\n今ここにある世界は、現実なのか夢なのか。\n夢でみたあの人は、かつて会った誰かなのか。\n崩壊の予感のなか、歌は流れ続ける。