バタアシ金魚 1990-06-02

公開:1990-06-02/製作:1990年    old
日本
 

解説

 水泳部の少女に一目ぼれした高校生の恋愛騒動を描いた青春ドラマ。水泳部のソノコに一目ぼれした活発な少年カオルは、カナヅチにもかかわらず水泳部に入部。カオルはまるで相手にもしてくれない彼女の冷たい態度にめげず何度もアタックする……。望月峯太郎の同名コミックを原作に、松岡錠司が劇場監督デビューを果した。どんなにフラれてもまるで自覚のないあまりにもノーテンキな男・カオルを新人の筒井道隆が好演、みごと“憎めないヤツ”に仕立て上げた。

あらすじ

ある日の放課後、プールサイドのソノコに一目惚れしたカオルは自分がカナヅチにもかかわらず水泳部に入部してしまう。そんないまどき珍しいくらい無邪気な彼にソノコはすっかりあきれてしまうのだった。自分が困ったときだけ接近するガールフレンドのプーを口説いてバイクを借りたカオルは毎朝ソノコを強引に迎えに行く。さらにソノコの母まさえを味方につけ、ちゃっかり家にあがりこんでまさえと冷麦をすすったりしている始末で、ソノコは開いた口がふさがらない。そんなある日、ソノコとの愛の為にオリンピック出場を決意したカオルはスイミングクラブに通い始める。ソノコに認められたい一心で子供たちに混って必死の猛特訓を始めたカオルは、首から金メダルをぶらさげた変なババアのもとで日夜練習に縛られるのだった。そんな時、呼び出されたカオルが河原へ行くと水泳部のエース永井に肩を抱かれたソノコが立っていた。それはソノコの策略で、そんなことにうろたえないカオルだったが水泳部の新人戦で永井に惨敗したカオルは日増しに永井に対する一方的なライバル心が強まってくるのだった。だが、カオルのことで精神的安定を保てなくなり、いつしかヤケ食いをするようになっていたソノコは結果ひどく太って見る影もなくなっていた。そこまで嫌われていたのかと思い込んだカオルはついにソノコの前から去ることを決心する。そしてその時初めて自分自身の為に闘うことの厳しさを感じるのだった。しかしソノコもいつしかそんなカオルに想いを寄せるようになっていた。そして水泳部から去ろうとしているカオルに自分の想いを伝えるのだった。

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