団地でピアノのある部屋を間借りして暮らしているあき。ある時、一通の差出人不明の手紙を受け取る。手紙に示された場所を探し団地を歩くが、それは存在しない番地だった。部屋に残された音の記憶をたよりに、あきは自分の音楽をみつけようとする。音楽の調べを辿りながら、世界や記憶の断片を拾い集めるように紡いだ、後の作品への予感と新鮮な驚きにあふれる、武蔵野美術大学映像学科卒業制作。