青い塩 2012-03-17
公開:2012-03-17/製作:2011年
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解説
韓国映画界を代表する監督の一人、イ・ヒョンスンが、『イルマーレ』からおよそ11年ぶりの長編として放つサスペンス・ドラマ。新たな人生を歩もうとする裏社会の住人だった男が、自分の命を狙おうとするヒットマンの少女ときずなをはぐくんでしまう姿を見つめていく。『JSA』などの実力派ソン・ガンホとテレビドラマ「明日に向かってハイキック」でブレイクしたシン・セギョンが、悲しい運命に翻弄(ほんろう)される男女を熱演。切なくも熱い物語に加え、独自の映像技術が高く評価されているイ・ヒョンスン監督ならではのビジュアルも魅力だ。
あらすじ
ソウルの伝説の闇組織から足を洗い、母の故郷プサンでレストランを開いて穏やかに過ごしたいと願うドゥホン(ソン・ガンホ)は、通い始めた料理教室で少女セビン(シン・セギョン)と出会う。一見普通の女性に見えるセビンだったが、その正体は闇組織の便利屋。ドゥホンの動向を探るために近付いたのだった。かつては優秀なライフル競技の選手だったが、ある事件をきっかけに、闇社会へ足を踏み入れた過去を持っていたセビン。彼女は、ドゥホンの人間的な人柄に触れるにつれ、戸惑いを感じてゆく。少しずつ距離を縮める2人だったが、ついにセビンはドゥホン暗殺を命じられる。正体を知りつつも彼女を組織から守ろうとするドゥホン。スタイリッシュな都市ソウルと美しい塩田風景のプサンを舞台に、2人の運命が絡み合う……。