火の国・熊本で生を受けた井之上孝彦は、兄の信彦を頼り、舎弟を連れ横浜へと向かう。仲間と共に土建業に汗を流す孝彦だったが、一方では不条理が許せず、行く先々でヤクザ相手に暴れまわる。見かねた親方の手引きで、横須賀の稲澤会・横須田一家で任侠道を学ぶことに。そこで井之上兄弟は、侠への道を究めていく。