ビフォア・ミッドナイト 2014-01-18 Before Midnight
解説
列車の中で出会い意気投合したアメリカ人のジェシーとフランス人のセリーヌを描いた「恋人までの距離(ディスタンス)」、その9年後の再会を描いた「ビフォア・サンセット」に続く会話劇。「ビフォア・サンセット」からさらに9年後、家庭を築き双子の娘にも恵まれた二人はふとしたことから喧嘩になり、たまっていた不満や本音を吐露する。監督・脚本は前2作に引き続きリチャード・リンクレイター。「痛いほどきみが好きなのに」「トレーニング・デイ」のイーサン・ホーク、「ニューヨーク、恋人たちの2日間」「ティコ・ムーン」のジュリー・デルピーが同役を三度演じるほか、脚本にも参加している。
あらすじ
列車の中で出会い、その9年後再会しパートナーがいるにも関わらず互いへの愛に気付いた小説家のジェシー(イーサン・ホーク)と環境活動家のセリーヌ(ジュリー・デルピー)は、今やパリで家庭を築き双子の娘にも恵まれていた。友人の招きを受け、ジェシーの元妻と住んでいる息子ハンク(シーマス・デイヴィー=フィッツパトリック)も含めてギリシャでバカンスを過ごす一家。一足先にハンクがシカゴへ戻るためジェシーは見送りに空港へ向かうが、ハンクが出演予定の演奏会に行くと伝えたところ母親がナーバスになるからシカゴには来ないでほしいと言われてしまい、ショックを受ける。ジェシーと元妻の関係は良好ではないせいで息子になかなか会えないことを気にするジェシー。セリーヌが先行きについて悩んでいる仕事やハンクについてなど様々なことを話し合っているうちに、ジェシーはシカゴへ引っ越さないかと提案。セリーヌは激怒する。別荘の主である老作家や孫、友人たちとの会食の後、友人たちの計らいで子どもたちを預かってもらえることになり、教会に立ち寄ったり海辺で夕日を眺めたりしながらロマンチックな時間を過ごす二人。しかしちょっとした言葉のはずみで再び彼らの間に険悪なムードが漂いはじめ、ついにはセリーヌがホテルの部屋を飛び出してしまう……。