ペーパーバード 幸せは翼にのって PAJAROS DE PAPEL

公開: 2010年/製作:2010年    old
スペイン
 

解説

スペイン内戦で家族を失った喜劇役者と両親を失った少年の絆を描くヒューマンドラマ。監督は、本作が初監督となるエミリオ・アラゴン。出演は、「私の秘密の花」のイマノル・アリアス、「抱擁のかけら」のリュイス・オマール、「永遠のこどもたち」のロジェ・プリンセプ。第34回モントリオール世界映画祭観客賞受賞。

あらすじ

内戦下のスペイン・マドリード。喜劇役者のホルヘ(イマノル・アリアス)は妻マリア、息子ラファと幸せに暮らしていた。ある日、相方の腹話術師エンリケ(リュイス・オマール)との舞台を終えたホルヘは帰宅途中、爆撃に遭う。家へ急ぐが、そこはがれきの山となっており、妻子はその下敷きになっていた。深い悲しみの中、ホルヘはマドリードを離れる。1年後、内戦が終わり、ホルヘは劇団に戻る。戦争で両親を失った少年ミゲル(ロジェ・プリンセプ)を引き取っていたエンリケと再会し、一緒に暮らすことになる。ホルヘは、息子と同じ年頃のミゲルを冷たく突き放してしまう。それでもミゲルはホルヘを慕い、芸を覚えようとする。一方、反体制派に対して厳しい弾圧を行っていたフランコ政権は、行方不明になっていた1年間の間に反フランコ政権の襲撃事件に関与していたとして、ホルヘを要注意人物としてマークする。軍はホルヘの監視のために、ホルヘとエンリケが所属する劇団に内偵者を送り込む。ホルヘたちの劇団には、とうの立った歌手のロシオ(カルメン・マチ)らがいた。軍人たちは彼らの劇場や巡業先にやって来ては、執拗に反体制派摘発の圧力をかける。彼らの監視に怯えるエンリケは海外脱出を主張するが、ホルヘは拒否する。劇団が巡業の旅に出ると、ロシオは巡業先の村長と一緒になることを決め、引退する。そんな中、ミゲルに喜劇役者としての才能を見出したホルヘは、彼に芸を教え始める。ある日ミゲルは、劇場で上映されたニュースフィルムに、亡くなったはずの母の姿を見つける。ホルヘは彼女を探し出し、ミゲルが折った紙の鳥を持って会いに行く。しかし彼女は内戦のショックで、息子の記憶を失っていた。ミゲルを息子のように思い始めていたホルヘは、彼を育てると母親に告げる。ある日、劇団が独裁者フランコ総統の前で公演を行うことになる。しかしホルヘを巻き込んだ陰謀が明らかになり、ホルヘはミゲルとエンリケと共に、ブエノスアイレスへ脱出する決意をする。

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