「物陰に足拍子」より MIDORI 1996-06-29

公開:1996-06-29/製作:1996年    old
日本
 

解説

 内田春菊の代表作として知られるコミック『物陰に足拍子』を原作として、斎藤久志と小川智子が脚色し廣木隆一が監督した青春映画。
 女子校生のみどりは、いつも自分の居場所を探していた。ある日学校の保健室へ行った彼女は、そこで下級生のシュンと出会った。二人は何となくセックスで結ばれる関係となる。みどりは兄とその妻の三人で暮らしていたが、義姉はなぜか彼女に激しく嫉妬しており、折り合いが悪かった。シュンが女子校生のリカと寝たことを知り、みどりはシュンの知り合いのノボルと寝てしまう。薬でおかしくなったノボルに暴力をふるわれたみどりは、シュンに優しく抱かれるのだった。

あらすじ

仮病で保健室へ行った高校3年生のみどりは、そこで2年生のシュンと出会い、ふたりの関係はなんとなくセックスへと発展する。両親を亡くしていた彼女は、兄の敬とその嫁・美英子との3人で暮らしていたが、みどりと美英子とは全く折りが合わなかった。ある日、みどりを主演に映画を撮りたいと言っていた同級生の小林が、映画の撮影後に自殺する。映画と遺書を収録したビデオテープを渡されたみどりは、彼の両親や先生からその内容を詰問されるが、決してしゃべらなかった。そこには、みどりへ対する小林の一途な想いが込められていたのだ。シュンの従姉でセラピストの光の家で知り合った女子高生・リカとシュンが寝たのを知ったみどりは、腹いせにシュンの知り合いであるノボルと寝た。後悔の念にさいなまれたみどりはシュンとヨリを戻そうとするが、薬でおかしくなったノボルから暴行を受けてしまう。シュンは傷ついたみどりを優しく抱くのだった。ノボルはその後、光を殺し、シュンは光の死に脅えて泣いた。そんな彼を見ながら、みどりは「人って簡単に死ぬんだ」と感じていた。みどりの家では、彼女の無軌道ぶりとそんな妹を溺愛してかばう敬にヒステリーを起こした美英子が家出をしてしまっていた。なにもかもがうんざりだと思ったみどりは、どこかぐっすりと眠れる場所を探すために、夜明け近くに家を出ていった。

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